私のオキシトシンが…
今日、幼児とママが利用する施設の方と話をする機会があった。
その方が、あるママを先日怒らせてしまった話をしてくれた。
あるママに施設の利用方法について柔らかく説明しただけなのに、すごく怒ってしまい「もうここには来ない!」と言って帰ってしまったそうだ。
すぐに「これはホルモンバランスのせいだな」と思った。
出産前後のママはホルモンのバランスを保つのが難しいようだ。
妊娠期間中に増えたエストロゲンというホルモンは出産と同時に激減してしまうし、こどもが0~2歳の期間にはオキシトシンが増えたり、出産前後のママのホルモン状態は変動が激しい。
こどもが0歳~2歳の期間中ママに増えるオキシトシンが、ママに与える影響は2つあるそうだ。
ひとつは我が子への愛情を強めること。
そしてもうひとつは、他者への攻撃性を強めること。
きっと些細なことで立腹し施設を飛び出したママにもこのオキシトシンの影響があったんだと思う。
そういう私も怒ったことがある。
息子が一歳になる少し前だったと思う。
私の住む市では毎月2回無料で乳幼児の身長体重を測って育児に関する様々な相談を受け付けてくれるサービスがある。
私も体重を測りに行って母子手帳に記入してもらうのが毎月のルーティンになっていた。
そうして体重を測りに行ったある日、息子の体重の増加が少ないときがあった。
でも息子は大きめで生まれたし、そのときも体重の増加がいまいちでも、図った体重値は平均より上だった。
私は「ちょっと増えなかったな。もう少し離乳食をがんばってみよ」ぐらいに考えて、家に帰った。
だがその日、施設から電話がかかってきた。
「息子さんの体重増加が少なかったので、また体重を測りに来て栄養士に相談を受けてください」とのことだった。
私はその電話の内容にすごく腹が立った。
理由は3つある。
①体重測定は強制されるものではないこと。
②ちょっと増加が少なくても痩せているわけではないこと。
③職員の言い方が私を責めているように感じたこと。
なかでも③の職員の言い方に関しては、私がネグレクト(育児放棄)をしてると疑われているように感じた。
私は怒り心頭で翌日「昨日電話してきた職員に話がある」と施設に乗り込んだ。
電話してきた職員は不在で、別の職員が話を聞いてくれた。
電話してきた職員が新人であること、ネグレクトを疑う気持ちなんて微塵も無かったことなど説明を受けると、なんだかスッキリして怒りもおさまった。
そして後日には家にまで来て謝罪してくれた。
今思い返してみると、あのときなぜあんなに怒ったのか自分でもわからない。
職員は息子のことを素直に心配してくれてたような気もする。
なんだか私のオキシトシンがいろんな人を巻き込んでしまったようで申し訳ない。